筋トレアプリ無料おすすめ5選|記録・回数カウント・続く仕組みで選ぶ
無料の筋トレアプリは数えきれないほどあって、ストアで「筋トレ アプリ 無料」と打つと上位がほぼ広告です。困るのは、入れてみるまで「どこまで無料か」が分からないこと。記録は無料でも統計は課金、メニューは3つまで、といった線引きがアプリごとにバラバラです。
そこで、本格的に筋トレを記録・継続したい人向けに、主要な機能を無料で使えるアプリを5つ選び、公式情報で確認できた範囲だけを正直にまとめました。器具を使う記録派から、カメラで回数を数えてほしい自重派まで、自分のスタイルに合う1本が見つかるはずです。
まず結論:無料筋トレアプリは「目的」で3タイプに分かれる
先に答えを書きます。無料の筋トレアプリは機能で選ぶより、自分が何を解決したいかで選ぶと外しません。大きく3つです。
- 記録型:重量・回数・セットを残して伸びを見える化したい(Strongなど)
- メニュー型:何をやればいいか分からないので、プログラムが欲しい(Nike Training Clubなど)
- カウント型:自重トレで回数を数えるのが面倒、フォームに集中したい(家トレなど)
ガチで筋肥大を狙うなら記録型が軸になります。理由はシンプルで、筋肉を増やすには週ごとの総負荷量(重量×回数×セット)を少しずつ伸ばすのが王道だから。前回より1回でも多く挙げられたかを把握できないと、成長しているか判断できません。筋トレの頻度と効果の関係は後半で研究を引きます。
なお、ここで扱うのは記録やメニュー重視の本格派向けです。もっと気軽に体を動かしたい人は運動不足解消の始め方のほうが合います。
記録型:Strong(重量・セットをガチで残したい人に)
Strongは、筋トレ好きの定番として名前が挙がる記録アプリです。種目を選んで重量・回数・セットを入力していくだけのシンプルな設計で、休憩タイマーや前回の記録の自動表示、統計グラフまで揃っています。
無料の範囲はかなり広いです。ワークアウトの保存数は無制限、エクササイズ記録・統計・タイマーといった中核機能はすべて無料で使えます。制限はカスタムルーティンが3つまでという点で、ここを無制限にしたい場合だけ有料のStrong PRO(月額580円〜)になります。つまり、決まったメニューを2〜3パターン回す人なら、課金なしで完結します。
向いているのは、ジムや自宅で器具を使い、PR(自己ベスト)を更新していくのが楽しいタイプ。逆に、何をやればいいか自体が決まっていない初心者には、入力欄が空っぽで戸惑うかもしれません。
記録が続かない人へのひとこと
記録アプリの落とし穴は、入力が面倒で3日でやめることです。最初から全種目を細かく残そうとせず、メイン種目だけ打つ。完璧な記録より、空欄でもいいから続く記録のほうが、半年後に効いてきます。
メニュー型:Nike Training Club(何をやるか決めてほしい人に)
Photo: Andrea Piacquadio / Pexels
Nike Training Clubは、Nikeが提供する完全無料のワークアウトアプリです。筋力トレーニング、コンディショニング、ヨガ、ピラティス、リカバリーまで180種類以上のワークアウトが用意され、しかもアプリ内課金がありません(2026年6月時点、App Store情報)。
魅力は、トレーナー主導の動画で「やり方」が分かること。器具なしでできるメニューが豊富で、限られたスペースや旅行先でも体を動かせます。週に何回できるか・器具の有無を答えると、4〜6週間のプログラムを自動で組んでくれる機能もあり、初心者が迷わず始められます。
メニューを自分で考えるのが苦手な人、自宅で動画を見ながら一緒に動きたい人に最適です。一方で、重量を細かく記録してPRを管理する用途には向きません。そこは記録型のStrongと併用するのが賢い使い方です。器具なしの宅トレメニューそのものは宅トレ完全ガイドにもまとめています。
カウント型:家トレ(回数を数えるのが面倒な人に)
家トレは、株式会社ネクストシステムが提供する、AIが筋トレの回数を自動カウントしてくれる無料アプリです。スマホのカメラを自分に向けて自重トレをすると、独自の姿勢推定エンジン「VisionPose」が骨格を検出し、スクワットや腕立ての回数を数えて音声で読み上げます。
Photo: Joshua Miranda / Pexels
地味ですが、回数を自分で数えなくていいのは大きい。数を数えることに気を取られず、フォームと呼吸に集中できます。カロリー計算や姿勢の歪みを可視化する測定機能も付いていて、無料です。対応はiOS 13以降、A12以降のプロセッサ搭載端末(iPhone XS以降)が推奨されています。
自重トレ中心で、器具を使わず自宅で完結させたい人に向きます。ただしカメラに全身を映す必要があるので、撮影スペースの確保は前提になります。
育成型:TrainWiz(記録だけだと続かない人に)
ここまでは記録・メニュー・カウントと、機能で続けさせるアプリでした。でも、多くの人がつまずくのは機能の手前、モチベーションのほうです。高機能な記録アプリを入れても、3日もすれば開かなくなる。足りないのはアプリの性能ではありません。続ける理由を自分の意志だけに背負わせていることが、たいてい挫折の元です。
そこで選択肢になるのが、TrainWiz: 運動が続く育成アプリです。自宅で運動するたびに相棒が育つおうちワークアウトアプリで、iOS・Androidとも基本無料、一部にプレミアム機能がある構成です。重量やセットを細かく残すガチ記録には向きませんが、「今日もやった」という達成感がその場で返ってくるので、ご褒美が遠くて心が折れがちな人ほど効きます。
筋トレが三日坊主で終わる人は、まず無料の枠でゲーム感覚の継続装置として試す価値があります。育てる愛着で運動を続けるアプローチは育成アプリで運動を続ける方法でも掘り下げました。三日坊主の根本対策は筋トレが続かない原因と対処法も参考になります。
無料筋トレアプリの選び方:失敗しない3つの基準
タイプの当たりがついたら、入れる前に次の3つを確認してください。
1. 無料の「線引き」を入れる前に確認する
ストアの「無料」表示はあてになりません。記録は無料でも統計は課金、メニュー数に上限、という線引きがアプリごとに違います。Strongなら制限はカスタムルーティン3つまで、Nike Training Clubは課金なし、というように、自分の使い方が無料の範囲に収まるかを先に見ます。
2. 入力・操作のハードルが低いか
毎回の記録が面倒だと続きません。前回の記録が自動で出るか、ワンタップで完了できるか、ヘルス連携で自動記録できるか。ここが地味に脱落率を左右します。
3. 自分の「続かない理由」を埋めるか
記録を忘れがちなら通知とウィジェットがあるもの、何をやればいいか分からないならプログラムを組んでくれるもの、ひとりだと気が緩むなら仲間や育成要素のあるもの。機能の数で選ぶより、自分のつまずきにピンポイントで効くアプリを選ぶほうが確実です。タイプ別の詳しい選び方は習慣化アプリの選び方にまとめています。
筋トレを続けるための科学的な前提
アプリは道具です。効果を出すには、トレーニングの基本を押さえておく必要があります。
週2回が、効率の分かれ目
筋トレの頻度については、シェーンフェルドらのメタアナリシスが参考になります。総負荷量を揃えた条件で比較すると、各筋群を週2回鍛えるほうが週1回より筋肥大の効果が高い、という結論でした(Sports Medicine, 2016)。毎日追い込む必要はなく、同じ部位を週2回触る計画をアプリで管理するのが現実的です。記録型アプリで頻度を見える化すると、この「週2回」を崩さずに済みます。
即時の達成感を仕組みで補う
筋トレの厄介な点は、見た目の変化が出るまで4〜8週間かかること。その間、脳にはご褒美が返ってきません。だから記録の伸びやキャラクターの成長といった、今日その場で得られる小さな達成感を仕組みで用意しておくと、成果が出るまでの空白を乗り切れます。これが育成型・記録型アプリの存在価値です。
目標を小さくして、ゼロの日を作らない
続かない人の大半は、最初の目標が高すぎます。「毎日30分」ではなく「腕立て5回」から。アプリに刻むのは小さな達成でいいので、サボった翌日に戻れるかが半年後を分けます。継続そのもののコツは痩せる習慣の作り方や毎日ストレッチを続ける方法も合わせてどうぞ。
筋トレアプリは、あなたの代わりに体を鍛えてはくれません。記録で伸びを見せる、メニューで迷いを消す、回数を数える、相棒で愛着を作る。自分のつまずきに合う1本を無料で2〜3週間試して、続いたものに腰を据えてください。今日「スクワット5回」を記録するところから始めましょう。
よくある質問
- 筋トレアプリは無料でどこまで使えますか?
- 中核機能はほぼ無料で使えます。Nike Training Clubは180種類以上のワークアウトがすべて無料でアプリ内課金もありません。記録系のStrongも無料でエクササイズ記録・統計・タイマーが使え、無制限のカスタムルーティンや高度な統計だけが有料(月額580円〜)です。まず無料の範囲で2〜3週間試し、自分が続くタイプかを見極めてから課金を検討すれば十分です。
- 筋トレの回数を自動でカウントしてくれる無料アプリはありますか?
- あります。株式会社ネクストシステムの「家トレ」は、スマホのカメラで骨格を検出し、スクワットや腕立てなどの回数をAIが自動カウントして音声で読み上げます。料金は無料で、iOS 13以降・A12以降のプロセッサ搭載端末(iPhone XS以降)が推奨です。自分で数える手間が消えるので、フォームに集中したい人に向きます。
- 筋トレアプリと汎用の習慣化アプリ、どちらを使うべきですか?
- 記録やメニュー管理を細かくやりたいなら筋トレ専用アプリ、続けること自体が課題なら習慣化アプリが向きます。重量やセット数を残してPRを更新したい人はStrong、続かないのが悩みでご褒美の力を借りたい人はFinchやTrainWizのような育成型が合います。両方入れて、記録は専用アプリ、モチベは習慣化アプリと役割を分ける使い方も現実的です。